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い草産地レポート〜いぐさを訪ねて〜

2006熊本編 (2006年3月訪問)

 私が畳職人として畳業に関わらせていただいてから16年が過ぎました。技術を磨くことはもちろんですが、皆様に畳のことを良く知って頂き、畳の良さを感じながら生活して頂きたいという想いから、いろいろな形で情報発信に力を入れてきました。この度、ご縁があり福岡県と熊本県のい草産地を訪ねる機会をいただきました。恥ずかしながら、実際にい草を栽培しているところは見たことがありませんでしたので、大変興味深い旅となりました。

(1)福岡県の添島勲商店様の「いぐさブティック草」にお邪魔しました。 畳のある空間をいろいろな形で演出されています。

(2)JA八代の谷川さんが案内してくれました。 生産者の方が、栽培から加工までして出荷されます。 畳表は農産物なのです。

(3)生産者のお宅の庭先です。 織りあがった畳表を天日乾燥しているところです。 こちら熊本県千丁町ではよく見られる光景です。

(4)畳表を織る織機です。選別されたい草を一本一本丁寧に織り込んでいきます。

(5)い草の選別機です。センサーで色の識別をし、分けられます。

(6)選別されたい草です。上段と下段の色の違いが分かると思います。

(7)一枚織りあがるのに、1〜2時間かかります。品質が良いものほど時間がかかります。

(8)ほとんどの行程が家内生産で行われています。みなさんとても親切に説明していただきました。

(9)熊本畳表の一級品です。畳表の端のほうまで色が均一です。

(10)とても目が詰まっており、厚みのある畳表です。一目一目が盛り上がっていて、すばらしい肌触りです。

(11)い草の根元と穂先の色の違いをいかしたデザインの畳表です。市松表といいます。

(12)これから織られるい草です。

(13)私で180cmくらいです。

(14)織る前に加湿器で乾燥したい草をふくらませます。

(15)織機につけられた湿度計です。湿度管理はよい品質を保つためにとても重要です。

(16)生産者の方の庭先です。お孫さんが遊んでいました。

(17)作業場の湿度を調整する機械です。

(18)織りあがった畳表の倉庫です。ここでも湿度管理が徹底されています。

(19)家のすぐ目の前にあるい草の田んぼです。この広い田んぼに手で苗を植えていくそうです。

(20)い草をはじめて植えた岩崎さんを奉る岩崎神社です。しめ縄はもちろんい草で出来ています。



 3日間という短い期間でしたがとても素晴らしい経験となしました。率直な感想は、見るもの、聞くことが初めてのことばかりで、い草のことをよく知らずに畳屋をしていたなということです。実際に生産者の本音の話をお聞きして、畳と農業は直結していることを痛感しました。生産者の方たちともっと交流を深めながら、今後の畳店づくりをしていきます。ここではまだまだ紹介し切れないことがたくさんありますので、継続的に発信していきたいと思います。最後に、今回ご縁をいただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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